改善しない「お腹の張り」、「下痢・便秘の繰り返し」それは、SIBO(小腸内細菌増殖症)かも?

疾患も多様化しています。

これからは、治療も多様性(統合医療)が求められています。

当院では、その病気の科学的根拠(エビデンス)をもとに、統合医療の立場から全人的な治療をご提供します

1. 腸内環境を守るためには

原因不明のお腹の張り、便秘と下痢を長年繰り返していたらSIBOかもしれません。

SIBOとは様々な要因から小腸内細菌が急激に増殖し、多量のガスを産生してしまうケースをいいます。IBS(過敏性腸症候群)とは似て非なるものです。

アメリカの研究では、IBSと診断された患者の30%~70%はSIBOを併発していることが判明しています。

意外かもしれませんが大腸には腸内細菌は存在しますが、小腸内は普段液体で満たされ多くの細菌は存在しません。ではSIBOの要因について簡単にまとめてみました。

【SIBOの発生要因】

①胃酸の減少(摂食不良や鉄欠乏によるエネルギー不足、ピロリ菌感染、胃酸抑制薬の乱用

②膵液・胆汁の減少(ストレス、慢性膵炎、胆嚢摘出)

③腸の運動低下による腸内クリーニング機能の低下(糖尿病、低血糖による過緊張)

④大腸との境界となる回盲弁の機能低下

などがあげられます。

以上の要因から下痢、便秘、お腹の張り以外にも以下の症状も現れやすいです。

①頭がボーッとする(ブレインフォグ) 

②不妊、うつ、NASH(非アルコール性脂肪肝)

③線維筋痛症との関連も注目されています。

低FODMAP食を心掛ける

ポイントは腸内にいる腸内細菌にエサになるものを与えないことです、それには低FODMAP食を取り入れること。

具体的には、

①単糖類・二糖類 
②オリゴ糖 
③発酵食品 
④糖アルコール

を3週間ほど控えることです。

一般的に②と③は腸にいいとされてきましたが、大腸に良くても小腸にはいいとは限りませんので注意が必要です。

2. 患者さんの「気づき」があれば腸も良くなります

疾患に対する認識を変えることで結果は違ってきます。

当院には病院、薬局などで、ビオフェルミンなどの整腸剤や胃腸薬を長年飲んでいるが「お腹の具合が改善しない。」とおっしゃる患者さんから、よく相談を受けます。

そんな患者さんから、詳しく、そのお腹の症状や経過、治療内容をお聞きすると「SIBOの疑いがつよいかな。」となります。

そこで、「あなたの今のお腹の状態は多分こういうことになっている疑いがありますよ。」すると自身のお腹の状態に気づき、治療も既存の概念にとらわれた治療法だけではなく、鍼灸や心理療法、食事療法の併合といった統合医療が必要なのではと気づきます。

すると病気が多様化するなか治療の多様性も必要で、それに期待してみようと意識も変わります。

3.治療の質を変えれば効果も期待できます。

鍼灸院の看板は同じでも、技術・知識は同じとは限りません。

当院の治療は「はり」「きゅう」「カウンセリング」といたってシンプルな統合医療です。

しかし、同じ「はり・きゅう」でも疾患に対する治療のアプロ-チ、トリートメント内容の「質」が違えば効果に差も出てきます。

私は大学院でエビデンスに基づいた東洋医学(鍼灸)を真剣に学び研究してきました。

その結果として、内臓疾患に対する鍼灸の有用性、有効性を確認することが出来ました。それゆえ患者さんの苦しみ(病気)に対し、エビデンスを基に丁寧に分かりやすく説明しております。

4.SIBO(小腸内細菌増殖症)の鍼灸治療

治療としては、次のような流れになります。

①日常の食生活の改善、変更を指導します。低FODMAP食の推奨

②SIBO発症による機能低下が考えられる膵臓、肝臓(胆汁酸塩の分泌地減少)の機能回復、活性化を目指した鍼灸治療を行います

③MMC(伝播性消化管収縮運動)いわゆる腸のクリーニング機能の手助けをする鍼灸治療を行います

④カウンセリングによる「うつ症候・不安」などの精神面の症状改善・援助を行います

以上の治療により症状の改善・緩和に至った患者さんは、メンテナンスに移行します。

5. メンテナンス

患者さんに生涯寄り添う覚悟をもって。

体調の改善・緩和の後は、SIBOやIBSはここからが「重要」になります。

SIBOは小腸壁の破壊といわれるリーギーカットも併発する「器質的疾患」ですが、精神的症状との関係も否定できないことから、適切なメンテナンス(鍼灸+カウンセリング)がなければ良好な「お腹の環境」は維持できません。

費用について

1. 費用 基本は自由診療になります

  (例) 標準鍼灸治療:50分 5,000円~

2. 基本は週1回 

※SIBO治療は症状に応じて変動します